葉っピイ向島園・静岡県・藤枝

静岡県の中部にあり安部川と大井川の挟まれた地域に位置する藤枝(ふじえだ)。
お茶の産地として有名な静岡県において、山間地の茶園が大部分を占める藤枝。川の両岸に山の斜面に沿うように作られた茶畑は、清流が流れ朝夕に川霧に包まれ、昼夜の寒暖差が大きく、山間地の水はけの良い土地のため、お茶の栽培に適した地域として知られています。

その藤枝で昭和57年から完全有機栽培を始められた「葉っピイ向島園」さん。
先代園主の向島和光さんが無農薬・無化学肥料栽培に取り組んだ最初の頃は、茶樹の生命力も弱く、ほとんど収穫することが出来なかったとのこと。以前の収量に戻ったのは6年目の事だったそうです。そして、挿し木栽培でも実生に出来るだけ近い栽培方法を取ろうと考え、15年の試行錯誤を繰り返しながら、向島園独自の一本仕立て栽培を確立されました。

一本仕立ての茶樹は、通常の10倍以上の幹の太さがあり、根も4倍以上に伸びるため、生命力のあふれた茶樹で、病気にも強く、お茶本来の力があり、味にも深みがあります。
そんな一本仕立て栽培を確立された先代園主の亡き後を、若干18歳で継がれた園主の向島和詞さん。経営の立て直しや一本仕立て栽培の更なる向上など、想像を絶する苦労の後、有機認定をお茶部門で日本で最初に取得し、全ロットの残留農薬検査をいち早く導入するなど次々と顧客の信頼を得て、今では日本のお茶農家のトップランナーとして活躍されています。

向島園さんのお茶は、安心安全で美味しいに加え、生命力を感じるお茶だと、いつも感じます。それは、向島園さんでは、人は自然の一部であり、人間は地球上の生命の輪の一部であり、他の生物の生存も人間の振る舞い次第なんだという信念があり、無農薬・無化学肥料栽培を通して、生命の輪として“繋がっていたい”という思いが、お茶にも表れているからではないかと思います。向島園さんの思いが詰まったお茶をぜひお楽しみください。

生産者:葉っピイ向島園
代表者:向島和詞
生産地:静岡県・藤枝
生産品目:上煎茶、煎茶、茎茶、玄米茶、ほうじ茶、三年番茶など

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